藤髙宗一郎×安藤瑞季×舩木翔。3選手が明かす、プロデビュー前の知られざる秘話

安藤:練習する時間も場所も違うと、先輩と関わる機会が少なくなってしまう部分はあります。

 

藤髙:そうなるとトップに行ったとしても、まずはコミュニケーションを取るところから始まりそうですね。

 

舩木:トップの選手からしたら1回も話したことない若手のチームメイトもいるみたいですから。

 

藤髙:サッカーだとチームメイトの人数も多いから、尚更そうなりますよね。

 

舩木:期限付き移籍している選手も合わせると、45人くらいいると思います。

 

藤髙:バスケだと1チーム10人〜13人しかいないですよ。

 

安藤:え、そうなんですか!

 

舩木:バスケなら俺らもうクビだな・・・(笑)

 

高卒と大卒。異なる道のりからプロの世界へ

藤髙:大学だと多いところはCチームくらいまでありますけど、青山学院大学みたいな強豪校は、1学年に2、3人くらいしかいないです。1回入ったらもう辞められないと思いますよ。僕の関西大学はAチームとBチームがあったので、30人くらいはいましたけど。

 

舩木:僕はプロになれるとは思っていなかったので、大学に行く予定だったんですよ。セレッソがタビナス・ジェファーソン選手(現川崎フロンターレ)を練習参加させていて、オファーを出したと聞いて。同じ左サイドバックだったので、もう僕はいらないんじゃないかと思っていました。

高校3年の5月くらいには、大学から複数のオファーが来ていました。どこに行こうか考えていたんですけど、7月になんと「トップチームに上がれる」と言われたんです。

 

安藤:僕も(※)小嶺忠敏先生に「プロには行かず大学に来い」と言われていました。それでも絶対にプロに行きたかったので、大学の関係者が話に来ても、まともに口を聞かなかったです。その僕の気持ちに小嶺先生が気づいて、徐々にプロの道を考えてもらえるようになりました。

(※)長崎総合科学大学および付属高校の総監督。全国高校サッカー選手権で国見高校を6度の優勝に導き、高校サッカーの名将として名を馳せた。

 

藤髙:2人ともすごいですね。僕はとりあえず大学に行ってから、先を考えようと思っていたので・・・。

 

-藤髙選手は大学卒業後に日立サンロッカーズ東京に加入しましたが、東京での生活はいかがでしたか?

藤髙:東京での3年間はとにかく苦しかったです。僕は社員契約だったので、午前中は仕事をして、午後から練習に行っていました。オフシーズンは練習がないので1日ずっと仕事で、電車通勤でした。試合でも出場回数が少なかったので、苦しい思い出が残っています。

それから大阪に帰ってきて、やっとプロ契約することができて、今はすごく充実しています。もちろん、あの3年間があったからこそ今があるとは思いますけどね。今もオフシーズンには、3人制バスケの練習のために東京に行くんですけど、東京駅に行くと当時の思い出が浮かび上がります(笑)

 

舩木:僕は大学サッカーでは関東のほうが強いイメージがあるので、関東の大学に行きたかったですね。今は関西から出たいと思わないですけど。

 

藤髙:関西の人は結構「関西から出たくない」と言いますよね。

 

舩木:関西が好きですね。関西人にしか分からないノリがありますし。

 

藤髙:関東に行くと、人の雰囲気が全然違います。

 

安藤:僕は逆にまだ関西のノリに慣れないです。飲食店とかに行っても、少し強めに話してくる人もいるじゃないですか。ふざけているんだとしても、本気に聞こえてしまうことがあります。

 

藤髙:たしかにそれはあるかもしれないです。東京から帰ってきて、久々に地元の友達と話した時に、こんなに喋り方キツかったっけ?と思うことはありました。

 

安藤:九州から大阪に出てきてたので、とにかく友達がいないのが悩みなんですよ。セレッソの選手か、九州から大阪に出てきている友達しかいません(笑)遊べる相手がいないので、普段はサッカーをして、寮に帰って、寝ての繰り返しですね。

 

藤髙:ぜひ、今度一緒に遊びに行きましょう!

 

互いの活躍する姿を見て刺激を得たい

-お互いに何か聞いてみたいことはありますか?

藤髙:丸一日オフの日は、どのように過ごしていますか?

 

舩木:僕はオフの日はサッカーを忘れたいので、何もしないことが多いですね。そういう時に違う競技をしたくなることもあります。

もちろんシーズン前にはオフでも身体を動かしますけど、他の選手よりは動いていないと思います。シーズンが始まって久々にボールを触ると、感覚がなさすぎて気持ち悪くなりますから。

 

藤髙:その切り替えができるのは凄いですね。僕はかなりの心配性なので、オフシーズンに入ってもボールを触っていないと不安になりますよ。

 

安藤:サッカー選手は休みの時にがっつり休む人が多い気はします。

 

藤髙:オンとオフを切り替えられる選手のほうが強いとは言いますよね。

 

-同じ舞洲を拠点にしているチームの選手として、今後どのように交流を図っていきたいですか?

藤髙:プライベートでも仲良くしていきたいですし、お互いの試合を選手もファンも行き来するようになれば良いと思います。せっかく舞洲プロジェクトという企画も始まったので、もっと広まっていけば嬉しいです。

 

安藤:いろいろな競技の選手と知り合うことで刺激を受けたいですし、お互いの活躍を見て、もっと頑張らないといけないという気持ちになれば良いと思います。ぜひプライベートでもご飯に行きましょう(笑)。

 

舩木:この対談を通して、バスケの試合を見に行きたくなりました。

 

安藤:僕もめちゃくちゃ見に行きたいです。

 

舩木:竜二くんも連れて3人で見に行きます!

 

[前編はこちら]

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